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清めの塩のマナー

葬儀に参列すると、会葬礼状に塩が入っていたり、会場で渡されたりする清めの塩のマナー

公開日:2018年03月16日
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葬儀に参列すると、会葬礼状に塩が入っていたり、会場で渡されたりします。この「清めの塩」について、習わしの由来や意味、手順などを紹介します。

穢れを払う

大昔から死は「恐ろしいもの」「穢れたもの」と考えられてきました。そのため、葬儀にかかわると穢れを受けるので、日常の生活に戻るためには身を清めなくてはなりません。葬儀の帰路、海辺でみそぎをしたり、手に塩を付けて洗ったりする習慣は、そのためです。

清めの塩

通夜や葬儀の時に、会葬御礼状とともに小袋に入った塩、 「お清め塩」が配られます。また、大きな葬儀では、出口に塩が敷き詰められた一角が用意され、会葬を終えた人々がその塩を踏んで清められるようになっている場合もあります。これらは、塩で穢れを払う習慣からきています。

清めの塩の使い方

清めの塩は、帰宅して玄関をまたぐ前に使用します。ひとつまみを胸、背中、足元の順にかけ、最後に手で払います。最近では、足元だけにかける流れになっているようです。

清めの塩に対する考え

この習慣に迷信と考える宗教もあります。浄土真宗では、死を不浄とする考えに基づく清めの塩は、迷信としています。必ずしなければならない習慣ではないので、個人の判断で清めの塩を使うか使わないか判断しましょう。

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