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葬儀での受付について

葬儀の受付係は弔問客や参列者をお迎えする重要な係。葬儀での受付について

公開日:2018年03月08日
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葬儀の受付係は、弔問客や参列者をお迎えする重要な係です。近所の方や会社関係の方が受け持つことが一般的です。香典をお預かりし、芳名帳に記入してもらうのがメインですが、それ以外にもしなくてはならないことがあります。

受付係を頼まれた場合、身なりをきちんとするのはもちろんですが、ご遺族の代理として務められるよう、準備や内容、流れを押さえておきましょう。

受付の事前準備

  • 会場内の配置や動線、式の流れを把握しておきましょう。
  • 会場に筆記用具がない場合、芳名帳用の筆記具を揃えます。筆ペン、ボールペンやサインペンなど、数種類揃えておきましょう。

受付ですること

弔問客や参列者の挨拶を受け、香典を受け取る

弔問客がお悔やみの言葉とともに、香典を渡します。受付係は「本日はお忙しいなかお越しいただき、ありがとうございます」など、弔問に来てくださったことに対するお礼の言葉を伝えましょう。香典を受け取る際は、「お預りします」と、両手で受け取ってから、一礼します。

芳名帳への記帳をお願いする

「恐れ入りますが、こちらにお名前とご住所のご記入をお願いします」と声をかけ、芳名帳の記帳をお願いします。

返礼品(粗供養品・会葬御礼)を渡す

両手で返礼品を持ち、丁寧に渡します。

供物や弔電を受け取る

弔問客が供物や弔電などを差し出した場合、お礼とともに受け取り、記帳します。その後、供物は会場係や葬儀社のスタッフに渡して、祭壇にお供えしてもらいましょう。弔電は司会者や進行係渡します。

クロークがある場合は、荷物や上着をお預りする

大切に扱い、所定の位置におくようにしましょう。

香典を会計係に渡す

受付が終わったら、会計係に香典を渡します。会計係は受付の後ろで作業していることが多いです。盗難の被害にあわないよう、お金の取扱いにはじゅうぶんに注意しましょう。

受付係をするうえで注意すること

弔問客から化粧室や駐車場などの場所を聞かれることも多いので、案内できるように確認しておきましょう。

葬儀の規模によって、受付係が式場の案内係を兼ねることもあります。その場合は、受付後にスムーズに式場に向かえるよう、「式場・控室はあちらになります」などと声掛けをして、誘導しましょう。

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