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通夜での過ごし方

生前と同じように食事などの世話を一定期間する習慣が通夜。通夜での過ごし方

公開日:2018年03月07日
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家族が死ぬと、生前と同じように食事などの世話を一定期間する習慣が、古来の日本にはありました。この習慣は、今でいう「通夜」の習慣ともいわれています。

通夜は亡くなった大切な人と過ごす最後の時間です。現代の通夜ではどのように過ごすのかみていきましょう。

通夜の最近のスタイル

かつて通夜は、棺の前に枕飾りを置く程度のシンプルなものでしたが、近頃では告別式のように祭壇を飾ることが一般的になりました。通夜の弔問客が告別式の参列者より多くなるケースが増えてきたため、告別式並みに営まれるようになったことが理由ようです。

近頃の傾向として、亡くなった当日は家族だけで死者を見守る「仮通夜」ののち、葬儀・告別式の前日「本通夜」の流れが一般的です。

通夜ぶるまいのかたち

「通夜ぶるまい」は、ご足労いただいた弔問客への感謝と故人への供養をかねて、行われます。東京では料理や酒をふるまい、大阪では茶菓子をふるまいます。ふるまいのかたちは地方によってさまざまです。
僧侶の読経と弔問客の焼香が行われた後に、弔問客にふるまわれます。

遺族への気遣いを忘れずに

通夜のスタイルが、夜間の告別式のようになりつつあっても、通夜は遺族や身近な人にとって、故人と過ごす最後の時間です。

遺族は精神的にも肉体的にも疲れていることでしょう。弔問に訪れる際、看護で肉体的に疲れている場合もあり精神的な動揺もあります。弔問に訪れる際、そのことを念頭に遺族の心情を慮りましょう。

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