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【プロテスタントの葬儀マナー】葬儀の特徴や流れ

【プロテスタントの葬儀マナー】葬儀の特徴や流れ

公開日:2018年04月12日
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プロテスタント式の葬儀の特徴や流れを説明します。

葬儀の特徴

プロテスタントでは、キリスト教の完全な信者ではない人にも柔軟に対応してくれる場合があります。
「神に祈りをささげ、遺族を慰める」考え方がプロテスタント式の葬儀です。カトリックとは言葉の使い方に違いがあります。

プロテスタント 牧師・讃美歌 → カトリック 神父・聖歌

葬儀の流れ

危篤・臨終「聖餐式」

臨終前に牧師を呼び、病人にパンとワインを与え、家族とともに祈りをささげます。臨終後は「死水をとる」儀式、水分を含ませたガーゼなどで故人の唇を濡らします。

納棺式

牧師立ち合いのもと、短い祈りをささげ、遺族の手で遺体を棺に納めます。納棺後は白い布で覆い、棺を閉じた後黒い布で覆います。
棺の枕元に白や黒布で覆った小机を置き、十字架・ろうそく・遺影と一緒に白い花を飾ります。聖書の朗読と祈りの後、牧師が納棺の辞を述べて、讃美歌を歌い、最後に祈りをささげます。

前夜式

仏式の通夜に相当します。牧師を呼び、讃美歌斉唱・聖書朗読・祈り・説教の流れになります。式の最後に、牧師、喪主、遺族、親類、参列者の順に献花をします。

葬儀告別式

  • 開式
  • 聖書朗読・祈祷・讃美歌斉唱
  • 牧師の説教
  • 弔辞祝電
  • 祈祷・オルガン演奏
  • 出棺の祈り・献花
  • 出棺

の流れです。参列者の人数が多い場合は、献花が黙とうに変更になることもあります。

火葬

火葬場で、棺の上を花や十字架などで飾り、牧師が聖書を朗読し、祈りをささげる「火葬式」を行います。その後、讃美歌斉唱し、火葬します。
お骨上げを行いますが、必ずしも二人一組とは限りません。

会食

故人を偲ぶ食事の席を設けることもあります。

葬儀の注意点

讃美歌の参加

普段歌うことは少ないかもしれませんが、歌詞カードを見ながら歌いましょう。

お悔やみの言葉

プロテスタントではお悔やみの言葉は不要です。

献花

華の部分が右手に来るようにして両手で受け取り、時計回りで茎の根元を祭壇に向けて、献花台に置きます。

香典

「御花料」と書かれた不祝儀袋を用意します。

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