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お世話になった方へ贈る餞別のマナー

お世話になった方へ贈る餞別のマナー

公開日:2018年03月03日
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お世話になった方の退職や転勤、転職などの際に贈る餞別。どのようなものが良いのでしょう。餞別にはどのような意味があるのか、相場やマナーなど知っておくべきことを確認しておきましょう。

餞別とは?渡す場面はどんな時?

餞別は、遠方へ行かれる、またお別れする相手へ、これまでの感謝と前途を祈る気持ちのしるしとして金品を贈ることです。「餞」は「はなむけ」と読み、「はなむけ」は「馬の鼻向け」という言葉の略です。「馬の鼻向け」とは、旅人の無事を祈り、馬の鼻を目的地の方へ向けて見送ったことが起源になっています。

会社の同僚や上司が退職や転勤、転職などをする場面で渡すことが多いでしょう。現金を渡すこともあれば、品物を贈ることもあります。

餞別の相場は?

定年退職者などの退職者への餞別は、個人的に贈る場合、同僚へは3,000円~10,000円。上司へは5,000円~20,000円が一般的です。
現金ではなく品物を贈る際は、生活用品や事務用品などが好ましいでしょう。カタログギフトや商品券も好みを選ばず、適しています。

知っておくべき餞別のマナー

目上の方へは個人名はNG

目上の人への餞別に個人名で現金を包むのはNGです。個人で贈る場合は、「おはなむけ」や「お礼」などの表書きにして渡します。

のしの水引は紅白蝶結び

餞別にかけるのし袋やのし紙の水引は、紅白蝶結びが基本になります。白い封筒を使うのもかまいません。

表書きの贈り主名の書き方

表書きに記載できるのは3名まで。4名以上の場合、「代表者の名前 他三名」や「○○課一同」などと書きましょう。役職や年齢の高い順に名前を記載します。

結婚退職の場合

結婚退職される方へ贈るときは、一度きりでよいお祝いなので「紅白結び切り」、表書きは「御結婚御祝」にします。

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